株式投資用語
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少数株主権(しょうすうかぶぬしけん)
大株主や役員などの専横を防ぐことを目的として、少数株主に与えられている権利のことである。 発行済株式総数の100分の1以上を保有する株主には、株主総会での提案権、100分の3以上を保有する株主には株主総会招集請求権や帳簿閲覧請求権、10分の1以上を保有する株主には会社更生申立権などが認められている。
時価発行(じかはっこう)
増資のために新株を発行する際、発行価格を時価に近い値にすることである。 この場合、企業は資本金に組み入れる金額は額面分だけでよいため、残りはプレミアムとして企業側に入る。 企業はこのお金を資本準備金などの形で積み立てることができ、資金調達も容易に行うことが可能である。 プレミアムが株主に入る額面発行が株主サイドに有利な発行形態であるのに対し、時価発行は企業側にとって有利な発行形態と言える。
四半期配当(しはんきはいとう)
2006年の会社法施行により、年間配当回数の 制限が撤廃された。それにより、四半期あるい は不定期でも配当が可能となった。 欧米ではすでに多くの企業が導入しており、日本 でもホンダ技研が四半期配当を実施している。