株式投資用語
C
CLO
「ローン担保証券」と訳され、金融機関が保有する貸 付債権の流動化を目的に証券化することを指す。金融機関は貸付債権をSPC(「SPC」参照)に譲渡し、SPC はローンの元利金を担保として債権を発行する。さらに、これを投資家に販売する。
CB
「CB(転換社債型新株予約権付社債)」発行企業の 普通株式に転換できる権利を与えられ ている社債のことである。 投資家は、一定期間を過ぎ れば株式に転換して売却することができるため、 株価が上昇していれば値上がり益が得られる。 もちろん、社債として満期まで持ち続けることも 可能だが、 株式に転換して株として保有することもできる。 なお、CBを株式に転換する際、 株式1株を得る ために必要なCBの額面金額のことを「転換価格」 と呼ぶ。 また株式に転換可能な期間(転換請求期間)は、 通常発行後半月~2ヵ月後から償還日の前日までとされている。
CD
「譲渡性預金証書」のこと。 これを売買する市場を「CD市場」と呼び、オープン市場の一つに数えられる。 CDの金利も短期金利の重要な指標となる。
CVP 分析
利益や損失、すなわち損益が発生する分かれ目となる売上高を指す。 企業の活動においては、総費用が売上高を下回っていれば黒字となり、逆に売上高を総費用が上回っていれば赤字となる。 仮に、売上高と総費用が同じならば損益は発生していないことになり、このときの売上高を損益分岐点売上と呼んでいる。 損益分岐点売上を実際の売上高が超えれば利益が生まれる。 損益分岐点売上が、実際の売上高に対して何%に当たるかを示した比率(損益分岐点比率)が低ければ低いほど、その企業は体力があり採算性も高いと見ることができる。 このような分析を損益分岐点分析(またはCVP分析)と呼んでいる。