株式投資用語
こ
子株(こかぶ)
すでに発行している株を旧株(親株)と言うのに対し、増資や合併によって新しく発行した株を新株(子株)と言う。 決算期の途中で発行した新株は、旧株と配当の権利が同一でない場合もあるため区別されているが、一度決算を迎えれば、新株・旧株とも同じになり、新株は旧株となる。 これを「新旧併合」と呼ぶ。
小締まる(こじまる)
軟調だった相場が少し高くなる場合のことである。
小じっかり(こじっかり)
株価が高めの傾向にあることをしっかり(確り) と言い、少しだけ高めの場合には「小じっ かり」と言う。
5%ルール
証券取引法によって株式を大量に保有している場合、内閣総理大臣に届け出が義務づけられている。 上場企業または店頭登録企業の発行済株式を発行総数の5%以上取得した場合、5日以内に保有株式数などを記載した「大量保有報告書」を提出しなければならない。 (「大量保有報告書」参照)
好材料(こうざいりょう)
株価を上昇させる要因となるニュースやできごとを「好材料」と言う。 金利の引き下げや引き上げは市場全体に影響を与える好材料であり、企業の増配や減配といったニュースは個々の銘柄にとっての好材料となる。⇔「悪材料」
個人投資家(こじんとうしか)
個人の投資家のことである。 売買の規模という点では、後述の法人投資家や機関投資家に決してかなうものではないが、個人個人の価値観が相場に厚みを持たせているのも事実。 法人投資家だけでは、市場は大きな乱高下を繰り返し、大きな商いは成立するものの非常に不安定な ものになってしまう。 細かく、それぞれの価値観によって動く個人投資家は、良い意味で市場の潤滑油となっている。
後配株式(こうはいかぶしき)
配当を受ける権利、残余財産の分配などの順位が普通株よりも後になる株式を指す。 主に会社の発起人などに対して発行されるもので、「劣後株式」とも言う。