株式投資用語
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現渡し(げんわたし)
借株を返済して担保の売付代金を受け取ることである。
現引き(げんびき)
現引きとは、信用取引で買付けを行っている場合に、買い付けた代金を返済して、担保となっている 株券を引き取ることで、「品受け」とも言う。
「源泉徴収選択講座」(げんせんちょうしゅうせんたくこうざ)
投資家が証券会社に開設した特定口座を通じて上場株式の売買を行った場合、証券会社が損益計算、納税に関する作業を代行してくれる制度のことである。 特定口座には「源泉徴収あり」の口座と「源泉徴収なし」の口座があり、年初の売却までにいずれか を選択することになる。 「源泉徴収あり」の口座を選択した場合、証券会社が損益を計算して源泉徴収を行ってくれるので、投 資家自らが確定申告をする必要がない。 一方「源泉徴収なし」を選択すると、証券会社が「年間取引報告書」を作成して発行してくれるため、 投資家は確定申告書にこの書類を添付して簡単に申告を行うことができる。 これらは、一般口座とは別に開設する必要があり、源泉徴収の「あり」「なし」を一度選択してしまう と、翌年まで変更することができない。
現物決済(げんぶつけっさい)
実際に株式などの受け渡しを行うことである。 ⇔「差金決済」(「差金決済」参照)
現金配当(げんきんはいとう)
配当には「現金配当」と「株式配当」があり、通常「配当」と呼ばれているのは現金配当のことである。 株式配当は、配当の全部または一部を新株で行い、配当額に相当する金額を資本金に組み入れ、新株を発行して株主に渡す。 また決算期に行う「普通配当」、利益が出た場合に行う「特別配当」、会社創立記念などに行う「記念配当」がある。 2006年の会社法施行により、配当の実施回数制限(年2回)が撤廃されたため、欧米なみに四半期ごとに配当を行う企業も増えた。