投資顧問業(とうしこもんぎょう)
投資に関する情報を始め、投資家に対して資産運用に関するアドバイスを提供する業者のことである。
1980年代前半に「投資ジャーナル事件」を始めとする悪質な業者による事件が頻発したため、86年に「投資顧開業法」が成立した。
投資家を保護する目的から監督や規制が行われることになった。
これにより業者は、投資に関する助言のみを行う「登録投資顧問業者」と、顧客の資産運用を投資家に代わって行うことができる「投資一任業者」とに分けられた。
登録投資顧問業者は登録と営業保証金の供託で開業が可能ですが、投資一任業者は監督官庁の認可を受ける必要がある。
このため投資一任業者には、スタッフや設備が充実し、なおかつ信用力のある大手証券会社や銀行、保険会社などの参入が目立つ。
貯蓄から投資へとシフトしつつある現在、投資顧問業はその真価を問われている。