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配当性向(はいとうせいこう)

企業がその期にあげた税引後の利益(当期純利益)に対する配当金の占める割合を「配当性向」と言う。

利益に対してどのぐらい配当する力があるのかを見る指標の1つで、次の計算式で求められる。

配当金÷当期純利益×100

例えば、発行済株式数100万株、年10円の配当、当期純利益1億円の会社の場合、この会社の配当金の総額は、10円×100万株=1000万円になる。

当期純利益が1億円なので、配当性向は10%ということになる。
この配当性向が低ければ、それだけ配当にゆとりがあることになる。

つまり、今後増配の可能性もある。
ただし、一概に配当性向が低いから良いとも言い切れない部分があり、企業が利益に見合った配当をしていない可能性もある。
普通は、配当金を除いた利益は内部資金として次の事業に投資され、また新たな収益を生むというサイクルで循環されている。
逆に配当性向が高い場合はゆとりがないということで、今後減配に転じる可能性がある。

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