裁定取引(さいていとりひき)
市場における取引手法の一つである。
市場の中で存在している格差を利用して、リスクを取らずに利益を得る取引をいう。
つまり、同じ価格のはずの同一商品が取引市場の相違によって異なる値段となっていた場合、その値段の格差を利用して、安く買える市場で商品を買い、高く売れる市場で売って利益を上げる手法。
市場相場の方向性ではなく、価格の歪みを利用し、割高な資産の売りと割安な資産の買いを行う。
実物不動産市場では、情報の非対称性と市場の非効率性で裁定取引を行う機会がしばしばある。 (Arbitrage「アービトラージ」とも言う)