■金利 資産形成テクニック■
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みなさん、こんにちは。
田島です。
インフレ対策により
各国が金利を上げました。
【そもそも金利ってなんでしょう？】
借金をした場合、
元金を返済していく他に
金利が必要です。
簡単に表現すると
金利はお金を借りるための
レンタル料です。
その金利が、
お金を貸す側の「利ざや」となり
主要な営業収益になっています。
金利は一般的に「実質年率」と
表記され、この年率に借りた
日数分だけ元金に掛けられます。
当たり前のこの制度、
一体いつからなんでしょうか？
日本では約1300年前に遡ります。
春に稲などを貸して秋に
元利あわせて返済させる。
とういうものでした。
これは、強制的な賦課による
雑税で「出挙（すいこ）」と
呼ばれていました。
その利息は、なんと
年5割～10割という高い利息でした。
不作の時期は、
夜逃げをする農民が
たくさんいたそうです。
金利（利息）の法律は
1877年（明治10年）に交付されました。
金利に関しては
「上限金利を日歩50銭
（年率換算で182.5％）とする」とした
行政指導が唯一の基準でした。
年182.5％って！
よく、時代劇とかで高利貸しの商人が
出てきますが、
こんな金利で貸してたんですね。
もう当たり前になっている
お金を借りる人に
ついてくる金利。
そして、お金を貸した方も
返ってくる保障が無いので
利息をつけます。
現代の資本主義の論理では、
リスクマネジメントで
利息を取るという発想には
おかしな所はないように思えます。
投資であれば、貸し手、借り手ともに
ハイリスク、ハイリターンは
当然だからです。
当たり前に思うこの制度
実は、この世界には
金利が無い国が存在するのです。
【イスラム式お金の貸し方】
「神さまによき貸し付けをする者が誰かいるか。
そんな者には神さまはその貸しを
何倍にもして返してくださる。」
（コーラン2章245節）
イスラムではイスラム法である
シャリアに則り利息を取ることが
禁じられています。
イスラム教の思想は
「全ての貸与は喜捨です。」
資金に余裕のある者が、
余裕のない人に
「困った時はお互い様」と
喜捨の精神で資金を相互に
融通しあうという
システムになります。
なので、銀行も利子を
取ることが禁止されて
いるため、
基本的に無利子の
金融機関として運営され
「利潤」を追求するシステム
を採用しています。
お金を貸して利潤を得る
方法はいくつかあり代表的
なものは以下3つの方法です。
1つは、事業で利益が出れば
取り決めにより案分する。
2つ目はサービス手数料を課す。
3つ目はリースによる収益です。
(商品に利益を上乗せして分割払いする)
富める者が、
自らの資産を貸し出して
額（ひたい）に汗することなく
収入を得る利子は
「不労所得」になり、
収入に労働の裏付けが必要な
イスラムでは
タブーとされています。
富裕層は貧者へ「喜捨」
すべきという考えです。
（私は個人的には素晴しい
と、思っていますが
様々な視点で賛否が
あるかと思います。）
このため富の公正な分配や
社会的弱者の救済などに
対する、国家の役割を
重視する システムから、
近年、イスラム経済を
社会主義や資本主義でもない
「第三の道」と
言われています。
先進各国が紙幣を刷りまくり
いきづまりをみせる中
イスラム経済の考え方
を取り入れようと
早くもイギリスで動きがあります。
私たちがいる日本は
アメリカをはじめ
ユダヤ資本を中心とした
西洋資本主義です。
それとは違った価値観を持つ
イスラム経済が、
今後のどのような絡み方をするか
楽しみです。
また、イスラムの教えから学び私達にも
出来ることがあるのではないでしょうか。
私は株式投資が近いものでは
ないかと考えました。
世界に目を向けアンテナを張ることは大事です。
また、勉強会でお会いしましょう。
━━━今日の一言━━━
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