金融派生商品(きんゆうはせいしょうひん)
「デリバティブ」とも呼ばれる。
株式や債券といった 現物(原資産)から派生した金融商品であるためこ のように呼ばれており、1998年に日本版ビッグ バンの一環として全面解禁となった。
株式を売買する権利を取引材料とするオプション取引や、将来の相場の変動を予測して「売買の予 約」を取引材料とする先物取引、異なる通貨の債 権・債務や異なる種類の金利を交換するスワップ取 引(交換取引)などがあり、いずれも高収益を望め る取引として個人投資家からも注目されている。
ただしリスクが高く、巨額の損失を出す企業など が相次いだこともあって、市場に混乱を招くとして 規制の方向に動いている国もある。