貸借取引(たいしゃくとりひき)
証券会社が信用取引において自己融資を行う際に、自社で融資できない資金や株券を証券金融会社から借りることである。
信用取引が増えると証券会社だけでは投資家からの注文に応じられないために、この制度ができた。 証券金融会社とは、証券会社が信用取引の決済に必要なお金や株券の貸し付けを行う専門の会社のこと。
貸借取引ができる銘柄を「貸借銘柄」と言う。
すべての信用銘柄が貸借取引できるというわけではなく、証券金融会社と証券取引所が一定の基準を設けて信用銘柄の中から指定する。
東京証券取引所の基準では上場株式数が2000万株以上とされており、業績の不振などが原因で指定から外される場合もある。