ラップ口座
証券会社が提供する資産運用サービスの一つである。
投資家は証券会社に対して資産残高に応じて手数料を支払う。
この中には、運用実勢に応じた資産管理のアドバイス料金や投資顧問会社に対する紹介料も含まれているため、サービスを抱き合わせ(ラップ)するという意味で「ラップ口座」と言う。
金融ビッグバンによる規制緩和の一つとして、証券会社が証券顧問業や投資信託業を自社で行えるようになったことを背景に登場したサービス。
証券会社自らが投資信託などを組み合わせて運用する「投資信託型」と、外部の投資顧問業者を紹介する「投資顧問型」がある。
2004年にラップ口座に関する規制が緩和されたことで注目を集め、貯蓄から投資への流れを後押しする商品として各証券会社が力を注いでいる。
ただし、最低契約金額が高額である場合が多く、富裕層向けのサービスと見なされている。