証券子会社(しょうけんこがいしゃ)
銀行や信託銀行、地方銀行や農林中央金庫といった金融機関が設立する証券会社のことである。
1993年に金融制度改革の一環として設立が認められた。
当初は証券会社の経営を圧迫しないよう業務内容に制限が設けられたが、金融ビッグバンによって制限が廃止された。
株式はもとより投資信託、公共債、社債、新株予約権付社債、株価指数先物など、業務範囲が一気に拡大された。 このことは証券業界にとっては大きな脅威であり、証券子会社の登場は業界地図を塗り替えるほどのインパクトがあった。
以後、多くの合併や業務提携が行われ、業界の再編成が繰り返されている。