ヘラクレス
2000年6月に大阪証券取引所に新たな証券市場としてナスダックージャパンが開設された。
ヘラクレスは、アメリカの全米証券協会(NASD)と日本のソフトバンクが創設した、新興企業向けの市場でした。
NASDはアメリカで店頭市場・NASDAQを運営しており、そのノウハウを取り入れて日本にも同様の新市場を作ろうとした。
しかし、ベンチャー企業を対象とした新しい市場として関心を集めたものの、2001年にはITバブルが崩壊し、多くの上場企業が経営難に陥った。
このような事態を背景に、2002年には米ナスダックが提携を解消しその後、大証が経営する市場として再スタートすることとなった。
これが「ヘラクレス」となる。
ベンチャー企業を対象としているため、上場のための審査を素早く行い、短期間で上場できるよう配慮されている。