株式(かぶしき)
株式は、株式会社の株主としての持ち分(権利)を示すもので、法律上では株主権のことを指すが、一般的には株券そのものを指して「株式」と呼んでいる。
株式はアメリカではストック(Stock)、イギリスではシェア(Share)と表現されている。
発行するのは「株式会社」。
株の起源は1602年に設立されたオランダの「東インド会社」にあると言われており、東インド会社は投資家を募って運用資金をまかなうという、画期的な方式を採用した組織だった。
今日の株式会社の原型ともいえるもので、このとき投資家に「確かに資金を提供していただきまし
た」ということを証明するために発行した証書が、世界で初めての株券となった。
株式は「額面株式」と「無額面株式」とに大別される。
額面株式とは1株当たりの金額を株券に表示してあるもの。
一方無額面株式は金額ではなく「総発行株数の中の○株」と株数が記載されているものを指す。
かつて日本の株式会社のほとんどが額面株式を発行しており、無額面株式を発行する企業は限られていた。
2001年10月に行われた商法の改正によって、現在では無額面株式のみが発行されており、額面株式は廃止されている。